提供してくれた本は共同出版だったようである

 2階にある本棚を整理していたら、少し気になる本を1冊見つけた。  それは北澤繁樹という人の書いた『葦雀(よしきり)の夏』という単行本であった。  奥付の著者紹介欄を見ると、生まれが1947年となっているので、私より3歳年下であり、まさに団塊世代の真っ只中で育ってきた人である。そして全共闘世代でもある。  それと奥付に載っている発…
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私は何か不思議な気持になっていた

 私は、雨の日を除くが、天気のいい日はできるだけ散歩に出掛けることにしている。  今日の最高気温は13℃だと朝のテレビ番組が報じていた。前日のように強風も吹いていない。私は早速、散歩に出掛けることにした。  各家々の庭にはさまざまな花が咲き始めていて、すぐそこに春がやってきそうである。  春の季節の到来の前に、梅や椿、侘助の花は散…
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自分の気持を制御できない人たちがいる

 私は来月の4月から、大府長寿会のメンバーからなるカラオケクラブの部長をやることになってしまった。  私の所属するカラオケクラブは、カラオケ喫茶のように自分の好きな歌を歌うのではなく、男性メンバーと女性メンバーがそれぞれ新しく発売された歌手の歌の中から、課題曲を選び、1か月半ほど、継続して歌いつつ、カラオケの技術向上を図ることを目的と…
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クラス誌の名前は「麦の歌」であった

 中学3年生の時の担任であった寺田先生は、私たちの卒業後にクラス誌を作り、同じクラスだった生徒に配布していた。  そのクラス誌は、寺田先生から指名された卒業生たちが原稿を書き、先生自らが校正をして蝋をひいた原紙をヤスリ盤に乗せ、鉄筆で一つひとつ文字やカットを刻んでから、印刷製本したものであった。  クラス誌の名前は「麦の歌」であった…
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学生時代の本箱を探していたら、あるノートが出てきた

 たまたま、中学・高校時代に使っていた本箱を探していたら、あるノートが出てきた。  大学時代のカリキュラムに「英語の歴史」という授業があり、私は前後期に亘って、その授業を受けたが、そのときどきにメモったノートである。  現代英語に至るまでの流れは実に複雑である。  アングロ・サクソン語が主流となっても、ケルト語、ギリシャ語、ラテン…
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このところまた寒さがぶり返している

 2、3日前は気温も上がって暖かかったのに、このところまた寒さがぶり返している。  以前は三寒四温という言葉が使われていたが、最近では耳にすることも少なくなった。最近の気温の変化は、そうした昔からの言い伝えは当てはまらないようである。  最近、咲いている花も少ないこともあって、少し散歩コースを変えてみたくなり、思いついたのが、2.5…
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私には名古屋のそんなところが魅力となっている

 私は名古屋という街が好きである。  本棚を調べてみると名古屋に関する本が何冊も出てきた。  その本は岩中祥史氏の著作「名古屋の品格」「名古屋学」「名古屋人と日本人」とそのほかに「名古屋歴史散策」「日本の異界名古屋」「名古屋はヤバイ」「真実の名古屋論」、そして吉川トリコさんの「ずっと名古屋」という名古屋の16区を舞台にした短編集の8…
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あのときの女房の気持は今もって定かではない

 私は去年の11月から、市の文化交流の杜図書館で毎月、第一水曜日に開かれている「読書サークル」のメンバーとなった。  先月の会合での雑談のときに、司会者から女流作家では誰が好きですかと尋ねられて、私は詩人では茨木のり子さん、作家では津村節子さんだと答えた。  家に帰ってから、どれだけ津村節子さんの著作を読んだのか、本棚を探してみると…
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私の電話の応対は「米つきバッタ」であった

 私は小学校の3年と4年生のときの担任は50代の女性で、まだ締め付けも緩かったこともあって、その先生は夕方から自宅で塾を開いていた。私からすれば、祖母のような先生から、次のように電話のかけ方や受け答え方を教えてもらったのである。 【たがいに、はなしが終わっても、ちょっと間をおいてから電話を切らなくてはいけないよ。相手が、まだ、はな…
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私はまだまだこの世に未練のあるようである

 今週に入ってから、眠りが浅いのか、変な夢ばかりを見る。  昨夜の夢の中では、自分の歳を確認するために、今年の2025年から私の生まれた1944年を引いてみようとしても、なかなか答えが出てこない。  何度計算しても50歳、55歳、60歳という解答しか導き出せない。自分でもどこかでおかしいと分かっていても、正しい回答を拒む意識が働いて…
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